4 月 23rd, 2008 at 11:09am |
【伊坂幸太郎】 魔王
伊坂幸太郎は私の好きな作家の一人で、文庫になっている小説はほとんど読んだし、人にもオススメもしてきました。独特の世界があって、今の時代にはぴったりな小説だし、その理解できそうで出来ない不思議な世界が好きだったのですが、珍しく?この小説は私にとってはあまり満足するものではありませんでした。好みの分かれる小説というところでしょうか?
舞台が、ファシズムに傾倒していきそうな日本で、テーマは政治。といっても、相変わらずの伊坂節で堅苦しくは無いし、さらには、超能力も登場してくる。「言いたいことを相手に言わせる能力」や、「脳溢血を相手におこさせてしまう能力」やら、「ある程度の確立なら当ててしまえる能力」などなど。
小説に描写されている、日本を引っ張っていける強力な政治的リーダーの不在。過去、何度もの期待と失望を繰り返し、無関心となってしまった群集。今の日本を的確に表現しているなぁと感じますね。ただ、そこからファシズムに傾倒するまでのもって行き方は強引過ぎるし、そこまで群集は統一された志向があるわけじゃないと思う(思いたい)。そういったところや、政治への見方が平面的だったことも、楽しんで読めなかった原因かな・・・。あくまで小説だから、単に楽しめればよいのかもしれないですが。
タイトルにある「魔王」とは・・・?最後に明らかになります。
なんとく、続きがあるような雰囲気が気になりますね。
魔王 伊坂 幸太郎
おすすめ平均
魔王とは
文庫の値段なら満足できたが
「魔王」に比べて「呼吸」がいまいち
あの心は美しかった
人間が人間を動かす時
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3 月 4th, 2008 at 4:13pm |
【伊坂幸太郎】 死神の精度
映画の予告で知ったのですが、伊坂幸太郎の小説だったんですね。
伊坂幸太郎は私も好きな作家なのですが、独特の雰囲気があります。
中でもこの「死神の精度」は、一番に好きな作品かもしれないです。
「死神」として人の死を見定める調査部の仕事をする千葉。
対象の人物と接触し、一週間で「可」か「見送り」かを見極める。
まじめにやるが、もちろん感情移入などしない。
だって仕事だから。
・・・このドライな考え方がいかにも現実感あります。
彼の仕事方針としては、何もなければ基本的には「可」。
そして8日後には相手は死ぬことになる。
それを見届けて彼の仕事は終了する。
そんな死神の彼の唯一愛するのはミュージック。
俺が仕事をするといつも降るんだ。
死神たちはミュージックに夢中だが、もちろん人間には興味がない。
だが、今日も人の死を見定めにやってくる。
なぜか。
それが彼らの仕事だからだ。
死を語っているにも関らず、
それを「仕事」として見つめる死神の感情は込められないが、
まじめに淡々と接していく中に、相手の人生の重さが伝わってくるんです。
どのストーリーも切なさと温かさに溢れています。
最後の短編にある「死神対老女」では、悟っているような老女に
多少振り回されている感がある死神がいいですね。
まるで老女のほうが、特別な何かの存在のような風格がありました。
年の功でしょうか。
晴れ渡る空と海。
このシーンは、是非映画でも観てみたい。
『映画:SweetRain 死神の精度』
死神の精度 (文春文庫 (い70-1))
伊坂 幸太郎
おすすめ平均
うーん
ここ何年かで最高!の短編集
死神が温もりを運んで来る
恋愛と老女
二つのジャンルを入れた短編小説の傑作
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9 月 21st, 2007 at 9:17am |
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9 月 17th, 2007 at 8:49am |
9 月 13th, 2007 at 8:34am |
9 月 9th, 2007 at 9:00am |
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9 月 2nd, 2007 at 9:59am |
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8 月 23rd, 2007 at 9:28am |
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