【夢枕獏】 神々の山嶺
4 月 10th, 2008 at 10:48am |
【夢枕獏】 神々の山嶺
山岳登山の傑作のひとつ。
「なぜ、そこまでして人は山にのぼるのか?」
アマゾンのストーリー紹介より。
カトマンドゥの裏街でカメラマン・深町は古いコダックを手に入れる。そのカメラはジョージ・マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかどうか、という登攀史上最大の謎を解く可能性を秘めていた。カメラの過去を追って、深町はその男と邂逅する。羽生丈二。伝説の孤高の単独登攀者。羽生がカトマンドゥで目指すものは?柴田錬三郎賞に輝いた山岳小説の新たなる古典。
世界で最高峰のエベレスト。過去、多くの人たちが国の威信を賭けて登頂を試みてきた。すでに、エベレスト登頂は、何人もの人が成し遂げてきたし、現実的には不可能ではないのだという知識を持っている私達には、「エベレストに登頂する。そもそも山に登る。」ということがどういったことなのか?どれだけの覚悟が必要なのか?ということを突きつけられる、まるでドキュメンタリーのような小説です。よく、冬場の登山の事故のニュースが流れるが、その裏側には、実際にこの小説のようなドラマが繰り広げられているのか、と想うと切なくなります。
まるで神に挑戦するがごとくの、山にかける熱い思いを胸に秘めた羽生の一生には、男として格好いいと思います。そんな、彼の最後のシーンが、目に浮かぶようで・・・忘れられないです。
- 神々の山嶺〈上〉 (集英社文庫)夢枕 獏
- おすすめ平均

羽生丈二は何を見つめていたのでしょうか?
目を閉じれば、サガルマータだ、ローツェだ。
息を止めてしまうほどの・・・
一昨年のベスト1!
山に登るということ。
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